« 著作権の続き | トップページ | 現時点でのトト »

2007年3月29日 (木曜日)

続き

ええっと、あっちの#785で、

|結局、法が支配するフェーズ、

|業界の「掟」ローカルルールが支配するフェーズ、

|さらにユーザーの持つ、判断眼のフェーズ

|と、3つがいりくんでいてわからんのです。

|なかなか、取り止めのない質問で恐縮ですが、

|ご意見をお聞かせください

(改行コード挿入)

とかかれてますね。もう十分、ご自身で、論点は整理されてるじゃないですか。

で、その上で(ととろの)ご意見を……、ということなので、その上で

ととろの意見といいますか、解釈を書きます。

上記の論点は、実際、日本の文芸・芸術・芸能界の内側の行動をうまく説明できると思います。

加えて、ととろがいい加えるとしたら、『本歌取り』の問題です。

現代のエンタテインメントシーンに関して、「本歌取り」を持ち出したのは、

「オタク学入門」の中で、著者の岡田斗司夫が最初だと思います。

もし時間があって、未読でしたら、おすすめします。

岡田は、日本の「オタク四天王」のひとりで、「オタクの中のオタク、オタキング」を自称しています。

た、たしかに、本歌取りは、日本の文化なのかもしれません。

教科書にだって、本歌取りは説明されています。

天智天皇 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ

光孝天皇 君がため春の野にいでて若菜つむわが衣手に雪はふりつつ

百人一首のこれをみたとき、こういうのっていいのかよ!?

と、ととろは思いました。

これはセーフなのか?

当時は問題なくても、これが現代日本の現著作権法下だったらどうなのでしょう……。

まだまだ続く予定。

« 著作権の続き | トップページ | 現時点でのトト »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 続き:

« 著作権の続き | トップページ | 現時点でのトト »