随分前からかこうかこうとおもっていた件で、美味しんぼ102巻の感想でございます。なんでも、この巻で第一部完結ときいて、これは新刊で買いました。ととろは以前は、たしか、75巻くらいまでよんでいて、76-101巻は読んでいません。その前提で、以下のコメントです。
さいごで、うむー、なるほどーとおもったのが、相手を喜ばせる料理、というのをもってきた点ですよね、やはし。これを思いついたとき、きっと雁屋さんは、とびはねたんたじゃないか……。たしかに、非常にうまいしゅうそくのさせ方だと思いましたね。最後の最後で、あの親子が、むすっとしたまま、ワインを飲んでいるシーンで終わるのも、これでいいと思います。山岡の屈折感がうまくでてますよね。
で、なんか、飛沢、という若いのが、重要な位置にいますが、ととろは、間をとばしているのでさっぱりわかりませんが、これは読んでいないこっちのせいです、はい。
で、ところで以前、*田聖子で、ぶたくんが、沢田聖子の方に反応しましたが、デビュー以来、ずーっと髪形が、レイヤード一種類で通している人間がふたりいて、一人は沢田聖子で、もうひとりは、栗田ゆうこちゃんです。わら 最後の最後まで、この髪形かよ!? とおもいましたが、まあ、いいです、これはこれで……。
それから、至高対究極でいつも審査員ででてくるおっさん、102巻では109ページ4コマ目の、まるめがねに、口の周りだけにひげをはやしているこのおっさん、いったいどういう立場の人間か、もう思い出せなくなっていますが、このおっさんを見るたびに、どっかでこのおっさん、みたんだよなぁ、と思っていましたが、やっとイメージがシンクロしましたね。「弥生」の経営者で、その後、ライブドアに買収されて(本人はモチないのに無理やり)ライブドアの社長の椅子に座らされてしまった、平松氏、あの人と似ていますね。わら
まあそういえば、団社長も、アスキーの西とかが下敷きのような気もするしな。
で、ととろは間の約30巻くらいをよんでいないが、もしその間に以下の点が補正されていたら、ご勘弁ください。
美味しんぼ全体で、以前から気になっていた点がなくもない。
ええっと、20巻か、それくらいの巻で、「若い夫婦が中東に行くが、行く前にうまいしらこを食べたいが時間がなくて残念だ、というので、山岡はなんだかのしらこを用意する一方、雄山は牛の脳だかを用意して山岡が敗北、その後、羊の脳でばんかい」、というのがありましたね。
で、ととろ的には脳も精巣もあまり食べたくないのでまあどうでもいい、とおもっていたんですが。で、当時は、これはこれでよかったんですが。ところがそのあと、BSEやプリオンのメカニズムが解明されて、病原性タンパク質は脳や神経に蓄積されることがわかり、その後、脳は危険部位になったわけですね。
だから、その後のエピソードとしてでよいので、「過去に脳を食べる話があったが、あれはいまとなっては危険だからやめてね。にた味のものとしてはこんなもんがあるよ」というようなエピソードをいれてほしかったね。でももういれていたらすまん。
で、さて、じつは、一番不満なのは。
「海原雄山が魯山人の弟子だった」
という設定があっただろう。あれはやめてほしかった。
そもそも、雄山のキャラ自体が、魯山人を下敷きにしているわけだ。その暗黙の前提は、送り手と受け手の間でかなり早い時期に共有されていただろう。なのに、くつがえすかのように魯山人の弟子、という位置関係で明示するのは、いかにもまずいんではないか。あれはやめてほしかつたよなぁ……。
で、まだスピリッツでは続いてるのかな……。きっと、あじめぐりをやっていない都道府県から、ぜひうちへ来てくれ、というのが殺到しているような気がします……。
これがゴルゴだと、「是非うちの国で活躍させてくれ」というのは……こなさそうだなぁ……。
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