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2009年7月 9日 (木曜日)

走れメロス

先送りしていた宿題だ。

……みなさんは、走れメロス、しってますよね。感動的ですよね。

ところが、ビッグコミックの6月増刊号で、太宰が主人公のマンガがのっていて、これよむと、とてもがっかりします。わら

こんな話です。

太宰が熱海に行って豪遊する。豪遊とは、つまり飲む打つ買う、といいたいところですが、飲む買うです。

で、カネがなくなって、奥さんがおかねを壇一雄にたくすんですよ。で、壇はそのおかねをもって熱海に行きますが、二人で飲む買うして、おかね、なくなります。わら

で、太宰は、壇に、「きみ、ここで待っていてくれ。ぼくは、東京に戻って、井伏ますじ先生にお願いして、おかねを借りるから。で、そのお金をもって、ここに戻ってくるから。きみ、それまでまっていてくれたまえ」

で、太宰は東京に戻ります。でも、さっぱり、熱海に戻ってきません。壇はもうまてなくなって、付け馬つきで、東京に戻り、井伏の所へ行きます。

すると、太宰と井伏は、まったりと、将棋をさしていました、とさ。

 

 

というストーリーでした。

実話らしいです。

で、これがもとになって、走れメロスがうまれたらしい。

どうですか、ゴーリキーの賭博者と同じくらい、だめっぷりがあらわれていますね。

ついでだ、太宰ネタ、全部かいとくよ。

日本三大がっかりをごぞんじでしょうか。

ひとつは、日光の眠り猫、もうひとつは、高知のはりまや橋、ときまっていて、あとひとつが、変更可能なネタですね。

で、玉川上水も、はいります。

いまは、川幅が3メートルくらいの用水路です。

そこに、巨大化したコイが大量にいます。70センチくらいのが、無数に居ます。フランスパンをまるごと投入すると、きみらはピラニアか、というようなくいつきぶりを見せてくれます。

ほとんど全部、灰色なんですが、中には、錦鯉のようなのも居て、さらに、一匹だけ、真っ白なのがいました。

こいつ、仲間にいじめられてるんじゃないかと、ちょっと心配でした。

 

 

まだある。

光文社新書の「人格障害かもしれない どうして普通にできないんだろう」という本を読んだんですが、この中に人格障害の光の部分、という章があって、三人が上げられています。ひとりが、太宰。ちなみに、あとふたりは、尾崎豊と三島由紀夫です。

ちなみに、人格障害の影の部分、という章もあって、ここには次の人物が例示されています。

佐藤宣之、宅間守、麻原彰晃、酒鬼薔薇聖斗、宮崎勤。

 

うーむ、肯定的な例として、三島、太宰、尾崎豊と並べられても、勘弁してくれ、というのがととろ的実感であります。三人とも、歴史に残る死に方だったなあ……。

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