宝くじ処女
いま、ATMが2台のみずほのコーナーで、用事をすませて、となりのATMを見ると、40くらいの知らないおばちゃんが、フリーズしていた。
基本的に困っている人はたすけるととろなので、「手伝いましょうか、振込みですか!?」と声をかけたら、宝くじを買いたいのだ、というのです。
で、ここでととろは、ああ、多分売り場では買ったことがあるけど、ATMでは買ったことがないんだな、と思って、じゃあいっしょにやってみましょう、といって、手伝い始めた。
で、最初の同意文を確認をおして、次にロト6、ミニロト、ナンバーズ4、ナンバーズ3の選択になるが、ととろは内心、ロトにしてくれ、と念じた。ナンバーズだと、その次の選択があるからなぁ。
「おいらが超絶推理を疲労しよう! おばちゃんは、ナンバーズを選んだんだな!?」
そうんなんです。で、このあたりで、このおばちゃんは、数字選択式は、まだ一度も買ったことがないことをととろは理解しました。ただもうここで放り出すわけにもいかないので、ナンバーズ4を選んで、次の選択。ストレート、ボックス、セットのところだ。ととろは、ストレートを選んでくれ、と念じた。
「おいらが超絶推理第2弾を尾篭しよう。おばちゃんは、セットを選んだな!?」
そうなんだよ。ora
宝くじ処女に、立ち話で、ナンバーズ4のセットについて説明はとうてい無理です。ラ王でも無理です。
ふつうの喫茶店とかで、かみと鉛筆、電卓があっても、20分くらいはかかるだろう。そもそも、ストレートとボックスから説明をしなくてはならんからな。
だから、説明は、パスして、おばちゃんに番号を選ばせた。
ここでととろは、なるべくABCDの形で選べよ、それ以外の形で数字を選んで、しかもセットボックスがあたってセットストレートが外れる形の的中だと、もうおばちゃんにはまったく理解できないだろうから。
ここは祈りがつうじたようで、ABCDの形で選んでくれて、で、かいめは、練習だから、つうてこの1通りだけ、買う口数も1口、継続も今日だけ、という形で、やっと買えました。
で、明細票をみせて、ここに印字してありますからね、と説明して、さらに通帳を持っていたので記帳させて、こうやって200円、引き去られていますよ、と説明して、ATMからととろは去ったのでありました。
でも去ってからすぐ、ととろは後悔しました、「抽選は、平日夜の6時45分にインターネット中継やってますよ、で、翌日の新聞に数字が必ず載っていますよ、当たった場合は、自動で口座に入金されますよ」
という点を教えてあげればよかったな、うかつだったな、と思いました。
でもまあしかたない。当せん金が自動入金なのだけが救いだ、メンテナンスフリーだから。
ただ、最大の心配は。
「おばちゃんが、半端にセットボックスとかをあてて、ATM宝くじにはまることだな。みずほと総務省も罪作りだ」
そういえばととろは、宝くじ売り場の前で、知らない人に、このスクラッチくじというのは何ですか、とたずねられたことがある。売り場の中の人が目の前にいるのに…………。人がいる交番のまんまえで道をきかれたこともあるなあ……。
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